石狩LNG基地は、北海道で唯一の大型LNG輸入基地で、LNG(液化天然ガス)をサハリンやオーストラリアなどから輸入・貯蔵する施設です。
今回建設したNo.2LNG貯槽(20万m3)と既設の№1LNG貯槽(18万m3)合わせると38万m3のLNGを保存できる施設となります。
工事では、本体外槽屋根及び屋根上架構・ブリージングタンクの塗装を施工致しました。
立地環境は、臨界地域で塩害の影響を受けやすく、冬には大雪に見舞われる厳しい環境にあるため、塩分測定や塗膜厚管理で徹底した品質管理の基、施工いたしました。
また、既設のNo.1貯槽は、稼働中であると同時に作業エリア内に他工種工事と輻輳作業となるため、バキュームブラスト工法を採用して素地調整を実施しました。
所在地 | 北海道石狩市新港中央4丁目3743 |
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施主 | 北海道ガス株式会社 石狩LNG基地 |
発注先 | IHIプラント建設株式会社 |
施工概要 | 1)素地調整 ①1種ケレン(外槽屋根溶接部・塗膜損傷部) バキュームブラスト ②4種ケレン(塗膜健全部) 2)塗装仕様 ①下塗り補修 : 変性エポキシ樹脂下塗り塗料 ②下塗り1 : 変性エポキシ樹脂下塗り塗料 ③下塗り2 : エポキシ樹脂M.I.O塗料 ④中塗り : ポリウレタン樹脂塗料用中塗り塗料 ⑤上塗り : ポリウレタン樹脂上塗り塗料 |
工期 | 平成27年9月〜平成28年8月 |